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ホーム2020年7月REVIEWレイジー・スモーキーかつフレッシュ・グルーヴィーな、十二分に熟成された幽玄深き哀愁テナー・ブロウが飄々と滑脱流麗に冴え渡る極楽編♪ CD JIMMY HEATH ジミー・ヒース / LOVE LETTER
商品詳細
★先頃=2020年1月19日、惜しくも他界した、ビ・バップ黎明期〜モダン・ジャズ黄金期を知る数少ない生き証人の一人でもあったハード・バップ・テナーサックスの大御所:ジミー・ヒース(1926年ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ、2020年ジョージア州ローガンヴィルで死去)の、これがラスト・レコーディングとなった、ケニー・バロン(p)、ラッセル・マローン(g)らとのコンボにウィントン・マルサリス(tp)やセシル・マクローリン・サルヴァント(vo)他のゲスト陣も加わりつつのバラード・アルバム。

★キリッとした締まりや精悍さと、脱力した掠れっぽさやソフトネス、が絶妙に一体化した何とも味わい深いトーンのテナーが、リキみなき自然体で徒然気ままに伸び伸びと筆を滑らせているようでありながら、トータルに俯瞰するとごくナチュラル・スムースでいて無駄なくきっちりと構成されてもいる、という、さすが巧まずして熟練した匠の至芸、匠の語り口であくまで悠々と幽玄雅趣に富んだ奥行き豊かな哀愁浪漫の世界を端正かつ簡潔に、事も無く軽々描き出した、誠に風流な渋旨編。

★インティメイトな和み感や寛ぎ・憩いの趣と、背筋の伸びたジェントル&ダンディーなエレガンスや節度、自然な緊張、とが作為なげに好バランスで融和した、親しみやすいマイルドな歌心に溢れ、ゆったりした中にも歯切れよい凛としたスイング感〜弾むような躍動感を絶やさない、卓抜なる均衡点を保った「メロディーの泉」たるまろやかでコクのあるリリカル・バピッシュ奏演、が流麗滑脱に、瀟洒に紡がれてゆき、決して奇を衒うことのない優しく穏やかな、落ち着いたしっとり感も一杯の道程の上で、ヒース(ts)の、何の変哲もなく平明質素に深々とメランコリーやリラクゼーションを歌い綴るその、幾分かけだるくはあるものの枯れてはおらず、レイドバックしたゆとり気分の内側から瑞々しい張りやキレ、エモーションを確固と垣間見せる、適度に燻し銀っぽく古風でありフレッシュでもある、そんな含蓄ある懐の広いアドリブ・プレイ〜ストーリーテリングが、実に典雅で幽遠なる魅力をじんわり放っていて素晴らしい。

→一貫して肩の力の抜けた、抵抗なく流れに身を任せるようなレイジー・スモーキーでメロウ・ムーディーなシブ〜いブルージー・バピッシュ節を恬淡と唄うも、その吹鳴には心地よい疲労感や物憂さ、くすぶりっぽさと同時にバツグンの生鮮さや清新な生命力、気魄が脈々と息づいてもいて、そうした兼ね合いの按配が絶品(狙ってできるものでもないであろう)で、一方、抑制を利かせつつ鮮烈な熱情をも孕んだバロン(p)、清楚可憐げにして極めて繊細で丹念なC・M・サルヴァント(vo)、一切妥協なくキレ味シャープ&ハードボイルドに愁いある情景をイキイキ描破しきるマルサリス(tp)ら、サイド並びにゲスト陣の活躍も各々味わい濃厚に光っている。

1. Ballad From Upper Neighbors Suite
2. Left Alone (feat. Cécile McLorin Salvant)
3. Inside Your Head
4. La Mesha (feat. Wynton Marsalis)
5. Don't Misunderstand (feat. Gregory Porter)
6. Con Alma
7. Fashion Or Passion
8. Don't Explain

Jimmy Heath (tenor saxophone except 3) (soprano saxophone on 3)
Russell Malone (guitar)
Monte Croft (vibraphone)
Kenny Barron (piano)
David Wong (bass)
Lewis Nash (drums)

*guests:
Wynton Marsalis (trumpet on 4)
Gregory Porter (vocal on 5)
Cécile McLorin Salvant (vocal on 2)

2019年10月23&24日ニューヨークシティのSear Sound,
2019年11月21&22日ジョージア州アトランタの800 East Studios,
2019年12月4日カリフォルニア州ベイカーズフィールドのAUM Studios録音

レーベル:Verve

在庫有り
CD




レイジー・スモーキーかつフレッシュ・グルーヴィーな、十二分に熟成された幽玄深き哀愁テナー・ブロウが飄々と滑脱流麗に冴え渡る極楽編♪ CD JIMMY HEATH ジミー・ヒース / LOVE LETTER[Verve 071 2670]

販売価格: 2,100円 (税込)
数量:
商品情報
VERVE

★今年の1月19日に93歳で惜しくも他界したサックス奏者ジミー・ヒースが、昨年末まで取り組んでいた遺作となる新作。
■『Love Letter』と題された本作は、バラードの名手として名を馳せたヒースのバラード・アルバム。
■ジミーの93歳の誕生日に先立つ48時間の間にニューヨークで行われた2回のセッションと、1ヶ月後のアトランタで行われた2回のセッションで、ジミーは同僚や友人たちの素晴らしいキャストを指揮した。豪華な参加メンバーは、NEAジャズ・マスター・ピアニストのケニー・バロン、ギタリストのラッセル・マローン、ソウルフルなビヴィラフォンのベテラン、モンテ・クロフト、ニューヨークのファースト・コール・ベーシストのデイビッド・ウォン、世界的ドラマーのルイス・ナッシュなど、多世代に渡るオールスター・ユニットが演奏を後押し。さらに21世紀のヴォーカル界のスーパースター、グレゴリー・ポーターとセシル・マクロリン・サルヴァント、トランペットのアイコン、ウィントン・マルサリスがフィーチャーされている楽曲も!
■ヒースの膨大なコレクションの中から、あまり知られていない3曲のオリジナル曲をエレガントにアレンジしたもののほか、1946年に出会った時からの盟友であるディジー・ガレスピーのジャズ・スタンダード「コン・アルマ」、トランペット奏者ケニー・ドーハムの "La Mesha "をケニー・バロンと一緒に、1992年からリンカーン・センターで何度もヒースを演奏しているマルサリスも加わり演奏、さらにアーサー・ヘルツォークとビリー・ホリデイのコラボ曲「Don't Explain」、 セシル・マクロリン・サルヴァントがビリー・ホリデイの歌詞の核となっている片思いの愛を力強く表現したマル・ウォルドロン作曲による"Left Alone "、Gregory Porterが世界を憂いながらも優しく朗読したGordonParksのアンダーグラウンドな名曲 "Don't Misunderstand"などどの曲においてもヒースの魂のこもった鋭い、都会的なソロは、古き良きマスターのような簡潔さと、彼の半分の年齢の音楽家のような権威あるチョップで、彼の詩的な精神を呼び覚ます名録音。(新譜案内より)

Recorded by Owen Mulholland at Sear Sound,NY
on October 23rd and 24th
Recorded by Ken Gregory at 800 East Studios,Atlanta,Georgia
on November 21st and 22nd
Recorded by Brian Boozer at AUM studios,Bakersfield,California
on December 4,2019