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ホーム2020年7月REVIEW正々堂々と潔く揺るぎなげにモード系ハード・バップの王道を突き進む雄渾かつ超芳醇な躍動的旨口世界! CD LARRY WILLIS ラリー・ウィリス / I FALL IN LOVE TOO EASILY 〜 The Final Session at Rudy Van Gelder's
商品詳細
★ニューヨークのマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックで音楽理論を学んだ後、1960年代にジャッキー・マクリーンのグループで頭角を現し、以来半世紀以上に渡って主流派シーン第一線でオールラウンドに精力的な活躍を続けたが、先頃(2019年9月29日)惜しくも世を去った、正統派黒人モード・ピアノの逸材:ラリー・ウィリス(1942年ニューヨークシティのハーレム生まれ、2019年メリーランド州ボルティモアで死去)。

★ラスト・レコーディングとなった本盤は、ジェレミー・ペルト(tp)やジョー・フォード(as)を迎えたクインテット(4曲)、カルテット(1曲)、ピアノ・トリオ(2曲)、ソロ・ピアノ(1曲)、による一編。

★折り目正しくも歯切れのいい、コツコツ・コロコロと小石を転がしながらぶつけてくるような硬質堅牢な鋭角的タッチのピアノが、ブルージー・バピッシュな渋さと熱血パッションや迫真のエモーションを併せ持った、精悍勇壮にしてしっかり旨口な闊達プレイを簡潔に、悠々と紡いで余情溢れる貫祿も堂々の濃厚なる魅力を放ち、吟醸味たっぷりのイキでイナセなトランペットや、アグレッシヴ&エネルギッシュに疾駆するアルト、並びに両人のピタリと息の合った雄々しきアンサンブル、も中々意気軒昂そうにフレッシュ・テイスティーな彩りを成した、全体を通じて衒いのない真っ向勝負なスウィンギン敢闘の連続で、スカッと清やかに昂揚させてくれる会心打内容。

★あくまで潔く正々堂々とモード系ハード・バップの本道を真っ直ぐに突き進む、硬派で凛々しくも歌心&ブルース・フィーリングに満ちた活劇エンタテインメント指向の明快な行き方、が揺るぎなげに溌剌調子で続き、ベース&ドラムの安定律動的でありながらさりげなく濃やかな機転も利かせた瞬発力抜群の半遊撃的サポート、もニュアンス充分に鋭敏なグルーヴと瑞々しいスリルを醸成して爽やかに光る中、ウィリス(p)やホーン陣の気力も充実しきったポジティヴな勢いあるアドリブ奮戦が、吹き抜ける青嵐の如く誠にすがすがしい隆盛具合〜豊作ぶりを呈してゴキゲンだ。
★とりわけウィリス(p)の、何の変哲もない全き正攻法のモーダル・バップ然たるちょっと質素めの定番フレーズを軽々余裕で綴りながら、後には何とも云えぬ芳醇な余韻が残る、という、さすが真摯に年季を積んだ者にしか出せないであろう雅趣に富むその淡麗な語り口が絶品で(また、バラードにおける細かな機微が豊富に盛り込まれた懐深き耽美派ロマンティストぶりも卓抜)、一方、ペルト(tp)の生粋ハード・バッパーになりきった勇み肌な躍動や、フォード(as)の激しくパッショネートに攻めの姿勢を崩さない剛健猛者たるダイナミック・アクション、といった辺りもそれぞれに頼もしくデリシャス・グルーヴィーこの上なし。

1. Today's Nights (quintet)
2. Heavy Blue (quintet)
3. Anna (piano trio)
4. Habiba (quintet)
5. The Meaning Of The Blues (quartet)
6. Let's Play (piano trio)
7. Climax (quintet)
8. I Fall In Love Too Easily (solo piano)

Jeremy Pelt (trumpet on 1,2,4,5,7)
Joe Ford (alto saxophone on 1,2,4,7)
Larry Willis (piano)
Blake Meister (bass except 8)
Victor Lewis (drums except 8)

2019年9月5日米ニュージャージー州イングルウッド・クリフのVan Gelder Recording Studio録音

レーベル:HighNote

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします

CD


正々堂々と潔く揺るぎなげにモード系ハード・バップの王道を突き進む雄渾かつ超芳醇な躍動的旨口世界! CD LARRY WILLIS ラリー・ウィリス / I FALL IN LOVE TOO EASILY 〜 The Final Session at Rudy Van Gelder's[HCD 7326]

販売価格: 2,180円(税込)
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商品情報
HIGHNOTE

★名ピアニスト、ラリー・ウィリスのラスト・レコーディング作1!
最後の録音となった伝説のルディ・ヴァンゲルダー・スタジオは奇しくも初レコーディングで訪れたスタジオであったビクター・ルイス (ds)等のベテランが参加した超一級のハードバップ作品!

■2019年に惜しくも76歳で他界したベテランピアニスト、ラリー・ウィリス。1942年ニューヨークのハーレムに生まれ、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックで音楽理論を勉強した後、ジャッキーマクリーンのグループで演奏活動を始めた。1972年からは Blood、Sweat & Tears のキーボード奏者として活躍したのは有名な話。その頃から幅広いジャンルのミュージシャンと交流、その後はナット・アダレイやジェリー・ゴンザレス率いるフォート・アパッチ・バンドでも活動した。

■本作は、ラリー・ウィリスの最後のレコーディングになったが、皮肉にも60年間に及ぶジャズミュージシャンとしての最后のスタジオがラリーのアーティストとしてのキャリアを最初にスタートした場所、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオになった。 22歳の時にBlue Noteレーベルのジャッキー・マクリーン『Right Now』にピアニストとして参加。アルバムにはラリーの2つの楽曲「Poor Eric」と「Christel's Time」が収録されている。 その後RVGスタジオには何度も戻ってきて録音に参加している。このベテランのピアニストを伝説のスタジオに連れ戻したのは、何か運命を感じます。

■本作の収録曲は 9 曲。ベテラン・ドラマーのヴィクター・ルイスが参加、またフォート・アパッチ・バンドで長い間一緒にプレイしたジョー・フォード(as)の参加も運命的である。内容はラリーが得意とした超一級のハードバップ作品。特にラストトラックに収められアルバムタイトル曲にもなったピアノ・ソロ演奏の「I Fall in Love Too Easily」は感動的である。

■録音エンジニアは、モーリン・シックラー、ルディ・ヴァン・ゲルダーの意志を継いだ素晴らしい録音にも心が打たれる。他界するわずか1ヶ月前の録音、天井の高い自然のリバーブを生かしたサウンドがラリーの遺作に花を添えた。(新譜案内より)

Recorded at Van Gelder Recording Studio, Englewood Cliffs, NJ, on September 5, 2019
Engineered and mixed by Maureen Sickler