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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANOしっとりとした耽美派ロマンティシズム路線からアブストラクトな激烈フリー・インプロ交感まで変幻自在に流転し続ける清新独創編! CD MARCIN WASILEWSKI TRIO with JOE LOVANO マルチン・ヴォシレフスキ、 ジョー・ロヴァーノ / ARCTIC RIFF
商品詳細
★1990年代にシンプル・アコースティック・トリオ(コメダ集が大ヒット!)で名を上げ、その後も不動のメンバーを率いて自己名義トリオとして活動を存続、過去、Gowi、Polonia、Hilargi、Not Two、そして2005年以降は一貫してこのECMから発表したアルバム群がいずれも高い評価を得ていた、ポーランドの人気個性派ピアニスト:マルチン・ヴォシレフスキ(1975年ポーランドのスワヴノ生まれ)の、今回は鉄壁のレギュラー・トリオに初顔合わせとなるアメリカン進歩系テナーサックスの大御所:ジョー・ロヴァーノ(1952年オハイオ州クリーヴランド生まれ)を加えての、またフレッシュ・チャレンジングな一編。

★端正で清涼な潤いに富んだクリスタル風タッチのピアノが、心象空間をたゆたい彷徨うが如くエレガント&ロマンティックにしっとりと詩情を映し出して、瑞々しくきららかな、そしてちょっと儚げな魅力を発揮し、一方、肉太く重厚でいてまろやかなソフトネスも自然に備わったニュアンスあるトーンのテナーも、ちょっと武骨そうな雄々しさと聴く者を柔らか&温かに包み込んでくれるような優しさ、とを掛け合わせての程好い脱力感漂うダイナミック・レイジー・ブロウで中々コク旨に華を添えた、全体を通じ、繊細壮麗な美とヒリヒリ迫るシャープなサスペンスの併合展開で、鮮度抜群に愉しませてくれる高密度内容。

★所謂「ヨーロッパ耽美派」タイプの、幾分か内省的なところもあるテンダー&ドリーミーな抒情指向のアプローチ、を一つの軸としながら、よりストレートアヘッドなモーダル・バップ型のスウィンギン熱演や、フリーに急接近したアブストラクトなリアル・インプロ交感、といった転回も豊富に盛り込まれて結構振り幅の大きな山あり谷ありの予断ならぬ道筋が形成され、そうした中でヴォシレフスキ(p)やロヴァーノ(ts)の、何げに自由即興度も高いイキイキしたソロ奮戦や迫真のインタープレイが、豊饒なる盛り上がりを見せて壮快だ。

★ヴォシレフスキ(p)の、マイルドでロマネスクな、機微にも富む天性のメロディスト(&リリシスト)的芸風を基本身上とするも、随所で甘さを排しピリ辛な抽象性に徹したフリー・インプロヴァイザーぶりをも果敢に披露する、その劇的敢闘の様がとりわけ清新この上ない輝きを放っており、かたやロヴァーノ(ts)の、メロウ&アンニュイな憂きバラードからモーダル・アグレッシヴな分厚いハード・ドライヴィング咆哮、そしてまた半記号的なフリー派の異形吹奏まで、あくまで事も無くスイスイと滑脱に、ごくナチュラルに推移を見せる、さすが熟練した泰然悠然かつ飄々たる舞い泳ぎ様も、これまた全く鮮やか。

01. Glimmer Of Hope
02. Vashkar
03. Cadenza
04. Fading Sorrow
05. Arco
06. Stray Cat Walk (ts-b-ds trio)
07. L'Amour Fou
08. A Glimpse
09. Vashkar (var.)
10. On The Other Side
11. Old Hat

Joe Lovano (tenor saxophone)
Marcin Wasilewski (piano except 06)
Slawomir Kurkiewicz (double bass)
Michal Miskiewicz (drums)

2019年8月フランス-ペルヌ・レ・フォンテーヌ=Pernes-les FontainesのStudios La Buissonne録音

レーベル:ECM

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします


スリーヴケース仕様CD

しっとりとした耽美派ロマンティシズム路線からアブストラクトな激烈フリー・インプロ交感まで変幻自在に流転し続ける清新独創編! CD MARCIN WASILEWSKI TRIO with JOE LOVANO マルチン・ヴォシレフスキ、 ジョー・ロヴァーノ / ARCTIC RIFF[ECM 083 5983]

販売価格: 2,380円(税込)
数量:
商品情報
ECM

★ポーランドを代表するピアノ・トリオ、マルチン・ボシレフスキ・トリオにアメリカを代表するテナー・サックス奏者ジョー・ロヴァーノが初タッグを組んだ強力作品。
■マルチン書き下ろしの4曲、ジョー・ロヴァーノのオリジナル1曲、さらにカーラ・ブレイのクラシック “Vashkar” (2つのヴァリエーションで), そして4人によるインプロヴィゼーション、とても集中した、強い感情のこもった中にもリリシズムを感じさせる特別な音楽。特に"Arco"での Slawomir Kurkiewiczのベース・プレイはすごい!今秋にはツアーも4人で予定されている。(新譜案内より)

Recorded August 2019
Studios La Buissonne,
Pernes-les Fontaines
Engineer : Gerard de Haro
Mastering : Nicolas Baillard
Cover photo : Thomas Wunsch
Liner photos : Sam Harfouche
Design : Sascha Kleis
Produced by Manfred Eicher