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ホーム2020年4月 REVIEWタフで勇猛ダイナミック、それでいてレイジー・スモーキーでもある、雄々しくも軽妙滑脱なリキみなきサックス・トリオの熟成謹製品! CD THE DOUG WEBB TRIO ダグ・ウェブ / DOUG WEBB IN HOLLAND
商品詳細
Posi-Tone諸作等に好評を得てきた、LA拠点のヴェテラン正統派テナーサックス(マルチ・リード)奏者:ダグ・ウェブ(1960年イリノイ州シカゴ生まれ)の、今回は、以前のツアー時に共演して親しくなったオランダの名リズム・セクションと組んだ、ピアノレス・トリオによる清々しいクリーンヒット編。自然な締まりと適度な脱力感が混在する、抑えの利いた一定の落ち着きを感じさせる旨口トーンのテナーが、ある時はハードボイルドに凛々しく憂愁を映し、ある時はモーダル・スピリチュアルに雄々しく躍動、またある時はちょっとけだるくクール・スモーキーに渦巻きウェイヴを描いて、しかもあくまで流れるような滑らかさを保っての作為なげにして極めて表情豊かな渋くて美味い、タフネス充分の真っ向ブロウを紡ぎ、勇壮かつ悠然たる華を軽々成した、さすが巧まずして練達な快投内容。硬派サックス・トリオの正統らしい、苦味走った逞しげでダイナミック・スウィンギン、それでいて粋な歌心やブルース由来の吟醸テイストにも事欠かぬ、上手い具合に剛柔のバランスのとれたストレートアヘッドなハード・バップ快演、が威風堂々と展開され、ベース&ドラムの堅実にツボを押さえながら時折ゲリラティックに奇襲をカマしてくるところもある機敏なサポート、に頼もしく支えられ、プッシュされて、ウェブ(ts)の、どんなに激しいアクション場面にあっても終始一貫、肩の力は絶妙に抜けていて自然体の流麗さを決して失わない、スイスイ抵抗なく遊泳するかのようなレイドバックしたマイペースな語り口が飄々と冴え渡って、誠にゴキゲンだ。→ロリンズやジョーヘン辺りの流れを汲んだ、ブルージー・ソウルフルであったりモード色濃いめのアグレッシヴな立ち回りであったり、はたまたクール・ジャズ風のスムース浮遊調であったりの、ドライヴ感溢れる躍動的邁進ぶりが続くが、どのアプローチにおいても泉の如く湧き出てくるそのメロディー・センスの潤沢さ、そして烈々な猛々しさと脱力した(→いかなる時でもワンポイントの余裕があって力は八分目以下である)寛ぎ感覚が自ずと同居した、軽やか&穏やかで柔和な吹鳴のあり様は、やはり長く険しい修練を積んだ者にしか出せないであろう、雅趣めいた風流な味わいすらあって卓抜。・・・男は黙ってサックス・トリオ。

01. 254W. 82nd Street
02. Subconscious-Lee
03. Delilah
04. Invitation
05. Alexico
06. Ornithology
07. Spring Can Really Hang You Up The Most
08. These Things
09. Get Out Of Town
10. Lunar Eclipse

Doug Webb (tenor saxophone)
Marius Beets (bass, bass guitar on 03)
Eric Ineke (drums)

2018年11月20日オランダ-ユトレヒト州ザイスト=ZeistのStudio De Smederij録音

レーベル:Daybreak

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします


CD


タフで勇猛ダイナミック、それでいてレイジー・スモーキーでもある、雄々しくも軽妙滑脱なリキみなきサックス・トリオの熟成謹製品! CD THE DOUG WEBB TRIO ダグ・ウェブ / DOUG WEBB IN HOLLAND[DBCHR 75228]

販売価格: 2,250円 (税込)
数量:
商品情報
Daybreak

■ニューヨーク・ストレートアヘッドジャズの重鎮 =Doug Webb、新作はサックストリオです!

■「いつもこのトリオでプレイするのが好きだ。大規模な編成よりもはるかに自由があり、スペースを埋める為にもっと多くのエネルギーを費やして演奏できるから」と彼自身がコメントをしていますが、その堂々としたサックストリオの佇まい、そのいぶし銀の演奏にはソニー・ロリンズのブルーノート盤での名演を投影せずにはいられません。しかし振り返れば、かつてホレス・シルヴァーやフレディ・ハバードとの共演歴もある彼ですから、ある意味ではそれも当然といえるでしょう。そういった往年の名演奏家のカラーをしっかりと受け継ぎながら、彼自身の哀愁と渋味溢れる美しい演奏へと昇華しています。

■僅か3時間半で録音、しかもほぼ全ての楽曲でファーストテイクが採用されている辺りにも、ベテランらしい余裕が滲んでいます。(新譜案内より)