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ホーム2019年12月REVIEW【現ジャズ・シーンへと繋がるBAG関連作品によるFreedom復刻第2弾!】 ハード&アグレッシヴな抽象傾向と豊饒で濃いスピリチュアリティを併せ持った70年代シリアス・ブラック・ジャズの傑作! CD JULIUS HEMPHILL ジュリアス・ヘンフィル / DOGON A.D. ドゴン A.D.
商品詳細
★数々の下積みを経て1960年代後期にセントルイスで頭角を現し(その後1970年代にはニューヨークへ移る)、BAG(Black Artists' Group)やWSQ(World Saxophone Quartet)、自己のサックス・セクステットを始め数多くのプロジェクトを精力的に推進して、全くユニークな黒人音楽の総合的表現を探究し続け、また、ティム・バーンやデヴィッド・サンボーンの師匠としても知られるサックス(マルチリード)の異能の逸材:ジュリアス・ヘンフィル(1938年テキサス州フォートワース生まれ、1995年ニューヨークシティで死去)の、本盤は、自身はアルトサックスとフルートを吹いた、バイキーダ・キャロル(tp)らとのカルテットによる、1972年2月セントルイスで吹き込まれた自己レーベル:Mbari原盤(Freedomからもリリース)の、初リーダー作にして代表作である「Dogon A.D.」のCD化・新装(紙ジャケット仕様)再発版。

★ドラム&チェロによる誠にユニークな(時に半舞踏的)リズミカル・ビートに導かれて、フロント2管の、熱く烈しい情動を爆裂させ、叩きつけるかのようなアグレッシヴなインプロヴィゼーションが、終始生々しい迫力をもって勇猛かつシャープに見せ場を形成してゆく、問答無用の圧倒的昂揚感が満喫できる敢闘内容。

★ブラック・スピリチュアル・ジャズの正統らしい、雄渾で力強くワイルド&エネルギッシュな熱演が覇気軒昂げに展開され、ドラム&チェロの変則性ある異色でスリリングなリズム鳴動に、突き上げられるかのようにプッシュされながら、ヘンフィル(as,fl)やキャロル(tp)の、腰を据えて猛然烈々と完全燃焼する気魄のこもった即興ソロ奮戦が、ただならぬ切迫感を伴いつつ灼熱の盛り上がりを呈して、全く壮快だ。
★ヘンフィル(as,fl)の、鋭く苦味走ったシリアスな面持ちで、アブストラクトな領域へも踏み込みながら超激烈にこれでもかと音塊を絞り出すかの如き、奔放自在でダーク・パワフルなアルトによる濃い口のダイナミック咆哮!、がとりわけヤバイぐらいに傑出し突出した鮮やかな冴え〜キレを見せており、また、フルートに持ち替えての牧歌性並びにブルースの旨味を際立たせた遊泳的吹奏や、キャロル(tp)の、ピリッとしたスパイシーなトンガり様と飄々たる散歩気分を交差させつつの敏捷滑脱な変幻浮遊ぶり、辺りもしっかりテイスティーで卓抜。

1. ドゴン A.D.
2. ライツ
3. ザ・ペインター

Julius Hemphill ジュリアス・ヘンフィル (alto saxophone, flute)
Baikida E.J. Carroll バイキーダ・キャロル (trumpet)
Abdul Wadud アブドゥル・ワダッド (cello)
Phillip Wilson フィリップ・ウィルソン (drums)

1972年2月ミズーリ州セントルイスのArchway Studios録音

レーベル:Muzak (Mbari / Freedom原盤)

在庫有り
国内制作・紙ジャケット仕様CD

【現ジャズ・シーンへと繋がるBAG関連作品によるFreedom復刻第2弾!】 ハード&アグレッシヴな抽象傾向と豊饒で濃いスピリチュアリティを併せ持った70年代シリアス・ブラック・ジャズの傑作! CD JULIUS HEMPHILL ジュリアス・ヘンフィル / DOGON A.D. ドゴン A.D.[MZCB 1397]

販売価格: 2,400円 (税込)
数量:
商品情報
MUZAK
BAG (Black Artists Group) :
シカゴを拠点としたAACM (Association for the Advancement of Creative Musicians) に対しセントルイスを本拠地として同地の芸術状況の結合を図り、教育や実演のための過程を確立させることを目的として1968年に結成された文化組織体。音楽、演劇、ダンスからビジュアル・アート、詩、そして映画まで幅広い分野の芸術媒体を織り交ぜた活動は、当時の黒人芸術運動の中でも特異な共同体だったといわれている。運営は主に複数の団体、財団の助成金によって賄われていたが次第に縮小され1972年に事実上解散した。しかしそこに生まれた危険な種子たちは世界に飛散し強く大きく逞しく育っていくことになる。
BAGには多数のミュージシャンの他、画家のエミリオ・クルス、オリヴァー・ジャクソン、詩人のカーティス・ライル、ブルース・ラトリン、舞台監督のマリンケ・エリオット、ムサル・ナイドゥなどが所属していた。

★BAGの主要メンバーであり、デヴィッド・サンボーンやティム・バーンの師匠としても知られるサックス奏者、ジュリアス・ヘンフィルの代表作が初期オリジナル・デザイン紙ジャケットで復刻!

★「改めてジュリアス・ヘンフィルの音楽を聴いているとフリージャズではなく、彼が独自の作曲を、もしくは即興演奏におけるシステムを作ろうとしていたようにも聴こえてくる。個々の演奏そのものは熱いが、抽象よりも調和や構造を感じられるのだ。それはティム・バーンやアンソニー・ブラクストン、オーネット・コールマンの音楽を聴くような感覚なのかもしれない。これは読み解きたくなる欲求が湧いてくる音楽だ。」・・・・柳樂光隆

JULIUS HEMPHILL ジュリアス・ヘンフィル (alto saxophone, flute)
BAIKAIDA YASEEN CAROL バイキーダ・キャロル (trumpet)
ABDUL K.WADUD アブドゥル・ワダッド (cello)
PHILLIP WILSON フィリップ・ウィルソン (percussion)

1972年2月/ セントルイス録音