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ホーム2019年4月REVIEWスモーキーに渋く翳った憂愁的音景色が誠に風流な、コク深き現代スウェディッシュ・サックス・トリオ CD PER TEXAS JOHANSSON ペール・テキサス・ヨハンソン / ORAKEL
商品詳細
ハード・バップとフリー畑に片足ずつ突っ込んだ豪快な芸風で鳴らすスウェーデンの個性派テナーサックス名手:ペール・テキサス・ヨハンソン(1969年スウェーデン-ストックホルム県のセーデルテリエ=Sodertalje生まれ)、を中心とした曲者揃いのピアノレス・トリオによる会心作。中々強烈にバネの利いたベースや、キレのいい速射砲撃をカマしてくるドラム、に頼もしく導かれ、突き上げられながら、深い陰影と濃い旨味に溢れたトーンのテナーが、力強くもちょっとけだるくスモーキーに憂き情景を活写して、誠に渋い、かつ雄渾なる絵を余裕で飾りきった好演内容。苦味走った硬派で骨太い、それでいて独特の哀愁的情緒や歌心にも富む、全体に武骨なグルーヴ感とレイジーなリラクゼーションが渾沌と混ぜ合わさった、トータルとしてはややくぐもったようなダーク・デカダンなムードを変らず呈しつつの独創的ハード・バピッシュ奏演、が結構歯切れよく闊達げに展開され、ベース&ドラムの、ドッシリした重厚さと跳ねるが如き躍動感を兼備した瞬発力・機動力抜群のサポート、に煽られて、ヨハンソン(ts)の、屈強でタフでパンチも利いていながら、しかし同時にどこか飄々とした、脱力調子で滑り泳いでゆくようでもある流麗ブロウがひたすら悠然たる冴え渡り様を見せて、何とも余情豊かな、味のある音景色を創り出している。→バップやモードの伝統的テイストを漂わせながらの、ゆったりスイスイと宙を浮遊してゆくようなメランコリック・フレージング、に実に風流な魅力が発揮されており、その一方、このMMPレーベルらしい「現代流スウェディッシュ・フリー」的な風合いも隠し味っぽく要所要所に仄めかされて(これがまた上手く奏効)、音空間はごくテイスティー・グルーヴィーでいて特有の雅趣にも富んだ、大層奥深い仕上がりとなっていて見事。

1. Blodspredikan
2. Oraklet i Finnåker
3. Insikt Och Utlopp
4. Jankai
5. Var är Storken?
6. Oraklet på Ringvägen
7. Torbjörn Monk
8. Ursprungspositionen
9. Vintertid

Per Texas Johansson (tenor saxophone except 3, 8, 9) (bass clarinet on 3, 9) (clarinet on 8)
Torbjörn Zetterberg (bass) (voice on 9)
Konrad Agnas (drums)

2018年5月14-16日録音

レーベル:Moserobie Music Production (MMP)

在庫有り
デジパック仕様CD


スモーキーに渋く翳った憂愁的音景色が誠に風流な、コク深き現代スウェディッシュ・サックス・トリオ CD PER TEXAS JOHANSSON ペール・テキサス・ヨハンソン / ORAKEL[MMPCD 116]

販売価格: 2,200円 (税込)
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