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ホーム2019年 6月REVIEW耽美性と深い哀愁に満ちたメランコリックかつエモーショナルな欧州流歌曲世界 CD GIOVANNI MIRABASSI & SARAH LANCMAN ジョヴァンニ・ミラバッシ & サラ・ランクマン / INTERMEZZO インターメッツォ
商品詳細
過去の作品群でも息の合ったところを見せてきた、フランスで長らく活動するイタリア出身の人気ピアニスト:ジョヴァンニ・ミラバッシ(1970年イタリアのペルージャ生まれ)と、同じくフランスで活動しここ近年メキメキと頭角を現してきた若手女性歌手:サラ・ランクマン(1989年フランスのパリ生まれ)、の名コンビによる、本盤はデュオを基本とした(4曲にアルトサックスがゲスト参入し、うち1曲ではランクマンが抜ける)カンツォーネ集。きめ濃やかで端麗美に溢れ、かつまた躍動感にも富んだメリハリあるピアノ弾奏と、一声一声に丁寧に情感をこめて優しく語りかけるような面と、より力強くエモーションを体現するダイナミック&パッショネートな面、を的確に使い分け、或いは融和させたさりげなくドラマツルギーに富むヴォーカル、とが阿吽の呼吸で絡み合って、瀟洒でいて非常に味わい深い詩情世界を創出し、時折現れては清涼でブルージーな趣味よき吹鳴を響かせるアルトサックスの助演も、瑞々しく彩りを添えた、爽やかでありながらちょっと切なく物悲しい余韻を残す快演内容。インティメイトな和み感と敏活なノリのよさを兼備した、落ち着き&節度ある優しく滑脱な行き方が続き、抑えを利かせつつも一音一音をクッキリと強堅に鳴動させるミラバッシ(p)と、肩の力を抜いた自然体で伸びやかに舞い泳ぐ、流麗にして張り&キレあるランクマン(vo)、とが程好いコントラストを成しながら、華やかかつセンシティヴに見せ場を分け合って清々しい。ミラバッシ(p)の、スクエアー・バピッシュな渋い伝統的ジャズらしさと、ヨーロピアンならではのロマンティックな耽美性やカンツォーネ由来の独特な歌謡フィーリング、を細かにブレンドしつつ快活に歩を進める、中々イキがよくてしかし微妙に控えめなところもある(→あくまでランクマンを花形主役として立てている)含蓄に富んだ語り口が実に風流に冴えており、一方ランクマン(vo)の、デリケートさとタフネスが清新に交錯するかのような包容力&温もりある劇的歌い回しも、大いにテイスティー・グルーヴィー&ハートフルな魅力を遺憾なく放って◎。

1. Il Poeta
2. Estate
3. Parlami D'Amore Mariù
4. Ah, Che Sarà, Che Sarà
5. Vedrai, Vedrai
6. La Canzone Di Marinella
7. Almeno Tu Nell'universo
8. Sabato Italiano
9. Senza Fine

Giovanni Mirabassi ジョヴァンニ・ミラバッシ (piano)
Sarah Lancman サラ・ランクマン (vocal except 6)

スペシャル・ゲスト:
Olivier Bogé オリヴィエ・ボージェ (alto saxophone on 3, 6, 8, 9)

2019年作品

レーベル:Mocloud (Jazz Eleven原盤)

在庫切れ
可能な限りお取り寄せいたします

三つ折りデジパック仕様CD
国内制作CD


耽美性と深い哀愁に満ちたメランコリックかつエモーショナルな欧州流歌曲世界 CD GIOVANNI MIRABASSI & SARAH LANCMAN ジョヴァンニ・ミラバッシ & サラ・ランクマン / INTERMEZZO インターメッツォ[MOCLD 1009]

販売価格: 2,060円 (税込)
数量:
商品情報
MOCLOUD

孤高のジャズピアニスト ジョバンニ・ミラバッシがエスコートするイタリアの旅。
艶やかでスモーキーな歌声が魅力のパリジェンヌ サラ・ランクマンと織り成す極上のデュエット

現在のジャズ界で最も評価の高いジャズピアニストの一人ジョバンニ・ミラバッシが、フランス人ジャズシンガー、サラ・ランクマンとデュエットで織り成すイタリアン・ソング・ブック。バチカン宮殿を背景に撮影されたイタリア映画を彷彿とさせるジャケット写真から既に雰囲気抜群のその内容は、期待に違わずロマンティックで叙情的。ジョバンニの上品で洗練されたピアノと、サラの情感溢れる歌唱で、イタリアのヒット曲を表現している。ゲストにサックス奏者オリヴィエ・ボージェ。イタリア映画「殿方は嘘つき」(1932)の主題歌でヴィットリオ・デ・シーカが歌った「マリウ愛の言葉を」。ルイジ・テンコのヒット曲のなかでも人気の高い「ヴェドライ・ヴェドライ」(1965)ポップス歌手ミア・マルティーニのヒットで知られる「宇宙の中にあなただけ」(1989)など、メロディの美しさが印象深いイタリアンソングスをセレクトしている。(新譜案内より)

ジョバンニ・ミラバッシ (piano)
1970年イタリア・ペルージャ生まれ。クラシック・ピアノ界の巨匠、アルド・チッコリーニと出会いを経て、ペルージャ時代にはチェット・ベイカーと共演を果たす。1992年パリに移住後、1996年アヴィニョン・フェスティヴァルで大賞を受賞。フランス・ジャズ界最高の栄誉である「Victoire du Jazz」、「Django dʼOr」受賞。代表作は日欧で10万枚セールスのソロピアノ作品"Avanti"(2001)。ジブリアニメのファンであり2013年に「アニメッシ」を発表。宮崎駿監督自身のフェイバリットピアニストでもある。

サラ・ランクマン (vocal)
1980年、フランス生まれ。ローザンヌ音楽大学でピアノとヴォーカルを専攻。卒業後、2012年にモントルージャズフェスティバルでクインシー・ジョーンズが審査員を務める国際シュア・ジャズヴォーカルコンクールで優勝。2015年よりジョバンニ・ミラバッシと活動を共にし、共同設立したレーベル「ジャズイレブン」より3枚の作品をリリース。"À contretemps"(2018)には、日本からジャズヴォーカル/フリューゲルホルン奏者TOKUが参加。