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ホーム2019年 3月REVIEW明快晴朗でおおらかな、さすが熟練したロマネスク吹奏が清々しく冴え渡る現代正統派モーダル・バピッシュ好編 CD TOM HARRELL トム・ハレル / INFINITY
商品詳細
★70歳を越えてもなお精力的にチャレンジングな邁進を続けるアメリカン・モダン・トランペットの別格名手:トム・ハレル(1946年イリノイ州アーバナ=Urbana生まれ)の、今回は、過去にも組んできたテナーのマーク・ターナーをフィーチュアしたギター入りピアノレスのクインテットを基本とした(1曲にパーカッション入る)快調編。
★張りと艶と旨味に溢れたしなやかなトーンのトランペットが、躍動的でスリリング、かつ、端麗な旋律美や奥深い哀愁的情緒にも富んだ、リリカルだが決して甘すぎない按配絶妙の含蓄ある正攻法ブロウ、をひたすら軽快滑脱にイキイキと紡いで鮮度抜群の清々しい華を成し、パワフル&ダイナミックであり、同時にレイジー・スモーキー&クール・スムースでもある遊泳的テナーや、アーシー・バピッシュだったりコンテンポラリーだったりフォーキーだったりの表情多彩なギター、らもそれぞれにしっかりテイスティーな魅力を際立たせた、全編を通じて歯切れよいノリと豊饒なる情趣を爽やかに満喫させてくれる会心打内容。
★2管とギターのアンサンブルが独特の心地よい爽涼感〜クールネスを醸成したり、アコースティック・ギターの調べが牧歌的フォーク・テイストを演出したり、などのわりかしユニークめな要素もあるものの、基本はあくまでストレートアヘッドでオーソドックスな、今風リズミカル・ビートに乗せた現代流モーダル・バップの正統、然たる精悍溌剌とした行き方が続き、何より自身が直球で気持ちよくプレイできることを最優先している、とも思えるハレル(tp,flh)の晴々朗々の吹奏を筆頭として、各人の腰は据わっていつつ肩の力は上手い具合に抜けた、伸び伸び舞い泳ぐ風なアドリブ奮戦がどこまでもスッキリさっぱりした、壮快な盛り上がりを見せてゴキゲンだ。
★ハレル(tp,flh)の、凛々しく雄渾にしておおらかな包容力や優しい温もりをも感じさせる、そしてさりげなくさすがハイテクニックでもあるその流れるようにアザやかな、余裕と風格ある至高のロマネスク節(或いは硬派バップ・アクション)が悠々冴え渡っていて傑出しており、一方、ターナー(ts)の、脱力感を伴いつつ終始滑らかに、ちょっとけだるく物憂くメランコリーを体現する飄遊風の泳ぎっぷりや、Altura(g)のアメリカの原風景を映すようなところもある渋い吟醸ワザ、といった辺りも各々バッチリ芳醇で好印象。

1. The Fast (6:38)
2. Dublin (9:40)
3. Hope (7:30)
4. Coronation (6:56)
5. Folk Song (6:03)
6. Blue (5:40)
7. Ground (7:18)
8. The Isle 8:25
9. Duet (1:41) (Harrell & Turner duo)
10. Taurus (6:01)

Tom Harrell (trumpet, flugelhorn)
Mark Turner (tenor saxophone)
Charles Altura (electric guitar, acoustic guitar)
Ben Street (bass)
Johnathan Blake (drums)
Adam Cruz (percussion on 3)

2018年9月24日,30日 SEAR SOUND NY 録音

レーベル:HighNote

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CD


明快晴朗でおおらかな、さすが熟練したロマネスク吹奏が清々しく冴え渡る現代正統派モーダル・バピッシュ好編 CD TOM HARRELL トム・ハレル / INFINITY[HCD 7321]

販売価格: 2,180円~2,380円 (税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
仕様:
数量:
商品情報
HIGHNOTE

知性あふれるトム・ハレルの新バンドによる一作!
現代屈指のサックス、マーク・ターナー
チック・コリア“ヴィジル"のチャールズ・アルトゥーラ・・・
精緻なアンサンブル・アレンジと各人のソロが拮抗する唯一無二の演奏!

★1946年生まれ、70歳を超えて精力的なクリエイションを送り出すトム・ハレルの最新作品。

★異なるユニットを同時並行的に率い、High Note での新作は、ほぼ年に一枚のペースを保ちながら、毎回違ったコンセプト/ バンドでの演奏を聴かせてくれるところにも、アイディアと創造力の豊かさがあらわれています。

★メンバーは、当代屈指のサックス奏者であり、ハレルのバンドでも今やおなじみとなりつつあるマーク・ターナーを再びフロントに、チック・コリアの“ヴィジル”で頭角を現し『Something Gold, Something Blue』にも参加していたチャールズ・アルトゥーラを迎えたクインテット編成。リズムセクションには、常連ジョナサン・ブレイク(同じくなじみのアダム・クルーズがパーカッションで一曲参加)。言ってみれば、身内的なメンバーが集合したバンドですが、トム・ハレルの新しい音楽的な構想にのっとった必要不可欠な注目の人選といえます。

★コンポジションのみならず、アレンジもきっちりと組んだ音楽は、トム・ハレルの“美学”の結晶。音色やメロディだけをとっても、ある種崇高な美的感覚がありますが、今回もアンサンブル・パートの妙と各人のソロに絶妙の塩梅が見られます。トランペット/ フリューゲルとサックスの重なりが生み出すハーモニー感覚、そこに交わるギターのスケールとハーモニーは“精緻”のバランス。そこには予めのルールがあり、ある種の抑制ともなりますが、各人の繰り広げる自由な即興/ ソロと織りなしていくトータルな演奏もまた狂いのないバランスを見せて興奮を呼びます。

★その妙は、オープニングから明らか。この楽曲は2 管のユニゾンとミュート・トランペットのオーバーダブに、ギターのコードが交わるテーマのアンサンブルとともに、4 人のソロも炸裂。作品に通底するこのバンドの真骨頂とも言える演奏があります。一方、M9 はハレルとターナーのデュオ演奏。90 年代、チャーリー・ヘイデンのリベレーション・ミュージック・オーケストラに在籍していた時期にデュオ演奏の魅力に覚醒したというハレル。ここでの演奏もやはりアレンジされた譜面をもとにした演奏がベースですが、それだけに、2 人の呼吸や、音色/ 強弱といった演奏家としてのセンシティヴなセンスの妙も見られます。また、バルトークにも影響を受けたというハレルらしいく東ヨーロッパのトラッド・ミュージック的なムードも漂うM5 や、アルトゥーラのギター、ハレルのミュート・トランペットを大フィーチャーしたアイリッシュ・フォーク的なM8 のようなナンバーも。ハレルの音楽の幅広さも見られます。

★ 2018 年、ヴィレッジ・ヴァンガードでのバンドのデビュー・コンサートで生まれた楽曲もあり、過去から演奏をしている楽曲あり。しかし、それらもこのバンドのためにリアレンジしての演奏。また、昨今、バイプレイとしても多くの演奏があるマーク・ターナーとなってきましたが、このバンドでのソロ・プレイはほかのユニットでの演奏とは違った、クールながらにも際立つパッションを感じさせてくれます。

★ビル・チャーラップは、「トム・ハレルという演奏家とステージを共にできることは誇りであり、特権だ」といい、トム・ハレルを“天才”と呼んでいますが、まさに知性あふれる音楽家の新たな展開がここにあります。(新譜案内より)