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ホーム2018年11月REVIEW陰影深くしっとりとした内省的哀愁ロマンティシズムと牧歌的フォーキー色が細密に掛け合わされたワン&オンリーの端麗ピアノ・トリオ CD SHAI MAESTRO シャイ・マエストロ / THE DREAM THIEF
商品詳細
イスラエル・ジャズ・シーンを牽引し、巨匠キース・ジャレットからも賞賛される若きピアノの名匠、シャイ・マエストロのECMデビュー・アルバム。

★アヴィシャイ・コーエン(b)・トリオで頭角を現し、La Borie JazzやMotema Music、O-TON等よりの自己リーダー諸作も好評だった、NYシーンで活躍するイスラエル出身の若手ピアニスト:シャイ・マエストロ(1987年イスラエル生まれ)の、ECM初登板となる本作は、トリオによる清新にして練達な会心の一編。
★折り目正しくきめ濃やかな、潤いと翳りとキレある端麗タッチのピアノが、一音一音に思索・思念を込めて神妙にストーリーを紡いでゆくかのような、アンニュイな物憂い内省感or瞑想性と吟遊牧歌的フォーキーさorエキゾティズム、とを自然に融け合わせたビタースウィート風味のリリカル・プレイを極めてセンシティヴに、丹念に綴って瑞々しくも奥行き豊かな絵を飾り、ベース&ドラムの変幻自在かつ当意即妙な小回り抜群のサポートも、ニュアンスや旨みに富んだ鮮麗なる魅力を際立たせた、フレッシュ・スリリングにして聴くほどにじんわりと味わいが胸に染み込んでくる、中々高密度な敢闘内容。
★緩急メリハリは適宜細かくつけられるが、ほぼ一貫して耽美性やヨーロピアンらしい浪漫の香り&エレガンス、そしてバラード的な落ち着いた詩情っぽさ、が自ずと保たれた、そしてトライアングル風のサスペンスフルなインタープレイ色や浮遊感覚も底流する、半文芸調のメロディアス演奏が繊細さとある種の静謐さをもって展開され、マエストロ(p)の、「フォーク・グルーヴ」的なややおおらかで開放感ある晴れ晴れテイストのマイルド・リズミカル・フレージングと、妖しく仄暗い心象風景の奥底へじっくり降りてゆく風なダーク・メランコリック節、を的確に使い分け、或いは掛け合わせ、時にはごくストレートアヘッドなモーダル・ダイナミック・アクションなども盛り込んで、何げにメリハリの利いた劇的でしっかり中身の濃い流れを形作ってゆく、その悠然にして研ぎ澄まされた語り口が全くアザやかに冴え渡っていて素晴らしい。
★とりわけ、独特の深〜い陰影と憂愁に彩られた、それでいて達観したような爽やか&まろやかな風合いもある、ゆったり落ち着いたスウィート・メディテーショナルなバラード型のロマンティシズム表現には、思わず吸い込まれていきそうなワン&オンリーの蠱惑力があって出色だ。

1. My Second Childhood (solo piano)
2. The Forgotten Village
3. The Dream Thief
4. A Moon's Tale
5. Lifeline
6. Choral (solo piano)
7. New River, New Water
8. These Foolish Things (Remind Me Of You) (solo piano)
9. What Else Needs To Happen?

Shai Maestro (piano)
Jorge Roeder (double bass except 1,6,8)
Ofri Nehemya (drums except 1,6,8)

2018年4月3日-5日 スイス-ルガーノ(Lugano)のAuditorio Stelio Molo RSI録音(STEREO)
解説:柳楽 光隆

レーベル:ECM

在庫有り
スリーヴケース仕様CD

陰影深くしっとりとした内省的哀愁ロマンティシズムと牧歌的フォーキー色が細密に掛け合わされたワン&オンリーの端麗ピアノ・トリオ CD SHAI MAESTRO シャイ・マエストロ / THE DREAM THIEF[UCCE 1175]

販売価格: 2,500円 (税込)
数量:
商品情報
ECM

★イスラエル・ジャズを牽引する才能あふれるピアニスト、シャイ・マエストロの初のECMリーダー作品。

■ベーシスト、アヴィシャイ・コーエンのバンドで5年間活動し、その後もマーク・ギリアナ・カルテットやクリス・ポッターとデュオなど活動の幅を広げ、ECMでは2017年にリリースされたテオ・ブレックマンの『Elegy』に初登場していたが、ついに自身のトリオ作品の登場。

■ペルー人ベーシストJorge Roederは7年間ずっと一緒だが、本作ではドラムスには新たにイスラエル人のOfri Nehemyaを迎えてマエストロのオリジナルを中心に演奏、ソロ・ピアノ楽曲も収録。M-1はイスラエルのシンガーソングライターMatti Caspiの楽曲でマエストロが子供のころから大好きで、体に染み付いている曲だそう。同じように「These Foolish Things」もそのメロディとハーモニーの美しさが大好きとのこと。

■プロデューサー、アイヒャーとのレコーディング、そのスタジオは、「一瞬の魔法が起こるように開放」された雰囲気だったそう。喜びの表現、内省的思考、高められた強さ全てが前面に出ていてマエストロにしかできないタッチは特別、ひとつのフレーズで一瞬の感情を表現。メロディ豊かな美しい大注目盤! (新譜案内より)

RECORDED APRIL 2018
AUDITORIO STELIO MOLO RSI,LUGANO
ENGINEER : STEFANO AMERIO
COVER PHOTO : FOTINI POTAMIA
LINER PHOTO : CATERINA DE PERRI
DESIGN : SASCHA KLEIS
PRODUCED BY MANFRED EICHER