母国イタリアでの修行を経て2004年より新潟に住んで活動、過去にも自主制作アルバムを出していたイタリアン・ギタリスト:ファビオ・ボッタッツォ(1971〜)の、強力トリオによる自作曲中心の一編。潤いと旨味に満ちた、きめ濃やかで端正な、半アコースティック的ナチュラルさをも感じさせる落ち着いた清澄ギター・トーンによる、「ブルース」にしっかりと根ざした抑制あるマイルド・グルーヴィーな抒情的プレイ、が小気味よくも行間豊かにシブい映えを見せた好内容。ベース&ドラムのズッシリ重厚で鋭くバネ・うねりの利いた機動的轟鳴、も絶えずサスペンスフルに際立ちながら、コンテンポラリー系バップ・ジャズの一典型らしい、緩急も適宜なメロディアス指向の快演が続き、ボッタッツォの、中々ボキャブラリー豊富にしてブレなく重心の据わった「旨口」な語り口、が冴えている。J・ホール、コリエル、アバークロンビー、らの成果を踏まえて独自の味つけも加えたような、フォーキー・ブルージーな牧歌的・吟遊詩人的おおらかバラード調の節回し、にとりわけ瑞々しい真価が発揮される他、伝統的バップ・イディオムをキッチリ活用した瀟洒で渋いボサノヴァ妙演や、ダイナミックでイナセげなアーシー・ソウルフル語法に徹したR&Bファンク熱演、辺りでの潔く削ぎ落とされたような職人ぶりにもイイ味があり、興は何げに多彩。
1. Paesaggi In Movimento (動き行く風景)
2. Nice Groove (ナイス・グルーヴ)
3. In Un Giorno Di Pioggia (ある雨の日に)
4. Brasil (ブラジル)
5. Umi (海)
6. Torna A Surriento (帰れソレントへ)
7. It's So Cold Out There (外はひどく寒い)
8. You're Cookin', Man (君、ノッてるなぁ!)
Fabio Bottazzo ファビオ・ボッタッツォ(g)
Yasuhito Mori 森 泰人(b)
Sebastiaan Kaptein セバスティアン・カプテイン(ds,djambe)
#1,#2,#3,#5,#7,#8:2009年12月4,5日 東京 Saidera Paradiso録音
#4,#6:2009年11月27日新潟録音
レーベル:本人の自主制作(
Fabio Bottazzo)
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CD
サウンド ・エンジニア ;オノセイゲン