ここ最近も益々意気軒昂に独自かつ多彩な音楽探究を続け、コンスタントに野心的アルバムを発表している、英国急進派ピアノの最先鋒:ハワード・ライリー(1943年英国のハダーズフィールド生まれ)の、本盤は、当時のレギュラー・トリオによる1967年12月ロンドン録音の初リーダー作、=わずか100枚しかプレスされなかったという超幻の自費出版アルバム(Opportunity CP 2499)のCD化。冴えた冷気を発散しつつ、グサリと鋭く突き刺さり、えぐり込んでくるような、微妙に音のヒズんだ力強い硬質タッチによる、ロマンティックな耽美的メロディアスさと奔放でハードな抽象性、を細かく融和させた、機動感覚抜群のインプロヴィゼーションが鮮烈に際立ちながら、息詰まる三つ巴の真剣インタープレイ熱演でシャープ&スリリングに昂揚させる、全体に超フレッシュな覇気と緊張そして妖しい香味のみなぎった充実内容である。正統的な抒情派・浪漫派のトリオ・インタープレイ物と、過激でフリーな英国流ニュー・ジャズ系統の辛口インプロ路線、の間を烈しく行き来するような、激動感満点でちょっとヤバげなキレ味を呈した、実に瑞々しい敢闘が続き、主役pの、エヴァンスの影響も感じさせるマイルド&半センチメンタルな端麗アクティヴ・バラード調の優しめフレージングや、P・ブレイにも底通するダーク&ビターな内省的散文スケッチ風、コワモテに徹したパーカッシヴな強硬ダイナミック・アクション攻勢、など、その研ぎ澄まされた敏感さ~瞬発力をフル発揮した縦横無尽、かつ極めてセンシティヴな立ち回りが刃の閃きの如くきららかに映え、これに様々な形態で執拗に絡みまとわりついてくる、b&dsの攻撃的サポートも、ただならぬ迫真力を放っている。
1. Sweet and Lovely
2. Romance
3. Nardis
4. Sunflower
5. Children at Play
6. Spring is Here
7. What's New
8. Folk Theme No 1
Howard Riley : PIANO
Jon Hiseman : DRUMS
Barry Guy : BASS
originally released in 1967
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