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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > TENOR SAX明快旨口で飄々とした、ひたすらよく歌うテナーが絶好調の王道サックス・トリオ会心打! CD STEPHEN RILEY スティーヴン・ライリー / HOLD 'EM JOE
商品詳細
★ニューヨーク〜シカゴ〜ニューオリンズと渡り歩きながら、W・マルサリス一派やミンガス・ビッグ・バンド、ブレッカー兄弟、クラーク・テリー、アル・グレイ、ハリー・エディソン、レイ・チャールズ等々、幅広い人脈の中で多忙に辣腕を発揮、一貫してこのSteepleChaseから肝の据わったリーダー作群を続々とリリースし、好評を得てきた正統実力派テナーサックス奏者:スティーヴン・ライリー(1975年ノースカロライナ州グリーンヴィル生まれ)の、今回は、最も得意とするベース&ドラムとのトリオ体制に回帰した何げに練達な一編。

★引き締まった逞しさと柔らかな丸みや弾力感を併せ持ち、ちょっとハスキーな掠れ具合をも呈した、中々味のあるトーンのテナーが、歌心とバップ・スピリットとブルース・フィーリングに満ち満ちた、ごく親しみやすいダイナミック&ハード・ドライヴィングな、それでいて同時にレイジー&デカダンなけだるさや脱力感(〜力八分目っぽさ)も含んだ、ナチュラル・スムースで懐の深い滑脱ブロウを瀟洒に、飄々と紡いで実にデリシャスな絵を飾った快適内容。

★ベース&ドラムの骨太くも闊達スピーディーに機動する、重量感と軽快さを自在に兼ね備えた、そしてよく唄う推進スイング力抜群のサポートも絶えず超おいしく際立ちながら、人情娯楽派サックス・トリオの王道を迷いなく突き進む、ひたすらリリカルでメロディアスな行き方が愉しげに展開され、ライリー(ts)の、ソニー・ロリンズの豪快さとベン・ウェブスターのダルな「たそがれ感」を掛け合わせたようでもある、敏活にスクリュー・アタックしつつも絶えず一定のリラクゼーション&スモーキー感を保った、いい意味でややルーズに波任せで歩を進める風な、レイドバックした悠々たる語り口がノリノリかつハートウォーミングに冴え渡ってゴキゲンだ。

→重厚で野太いドライヴ感をみなぎらせて雄々しく朗々と渦巻き咆哮を轟かせ、しかし並行してスカスカ・ヒューヒューと隙間風が吹くようなある種の虚脱感も自ずと漂う、という、力強くもリキみの抜けた絶妙の平衡バランスが成り立っているその吹鳴は、ごくキャッチーそして含蓄余情に富んでいて魅力満点で、時にはバップとクール・ジャズの間を往来するが如きヒンヤリ涼しげな流線的・浮遊的フレーズを綴る、辺りの爽やかでスマートな趣も妙味深いものがある。雄弁でウォームな歌謡性に溢れたアンダーソン(b)の活躍も光る。

01. I Never Knew (Ted Fio Rito) 4:59
02. Where Or When (Richard Rodgers) 5:21
03. Hold 'Em Joe (Harry Belafonte) 5:18
04. Darn That Dream (Jimmy Van Heusen) 7:37
05. Three Little Words (Harry Ruby / Burt Kalmar) 4:00
06. Woody 'n' You (Dizzy Gillespie) 7:18
07. Almost Like Being In Love (Frederick Loewe) 7:00
08. You've Changed (Carl Fischer) 7:32
09. I'm An Old Cowhand (Johnny Mercer) 3:59
10. I Don't Stand A Ghost Of A Chance (VictorYoung) 7:02
11. The Song Is You (Jerome Kern) 6:29

Stephen Riley (tenor saxophone)
Jay Anderson (bass)
Adam Nussbaum (drums)

2017年4月録音

レーベル:SteepleChase

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CD

明快旨口で飄々とした、ひたすらよく歌うテナーが絶好調の王道サックス・トリオ会心打! CD STEPHEN RILEY スティーヴン・ライリー / HOLD 'EM JOE[SCCD 31850]

販売価格: 2,500円(税込)
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商品情報
STEEPLECHASE

STEEPLE CHASE NEW RELEASEステファン・ライリー、名手二人を迎え久々のワンホーン・トリオ作品

ステファン・ライリーはSTEEPLECHASEでリーダー作が10枚、参加作も9作品とほぼ専属アーティスト的な感じだ。今回はJay Anderson(b)Adam Nussbaum(ds)とのトリオ作品。独特のくぐもり感を持ち、かつ、ロリンズ的豪放さも併せ持つライリーのマイルド&ハード・ドライヴィングなプレイが堪能出来る一枚。