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ホーム | MODERN JAZZ 楽器別 > PIANO【澤野工房CD】CD WALTER LANG TRIO ウォルター・ラング・トリオ / MOONLIGHT ECHOES ムーンライト・エコーズ
商品詳細
★そこには楽しさや懐かしさ、温かさや切なさ…、美しい月夜の情景が織り込まれている。

■ライナーノーツ
ふわりと薄い月浮かぶ宵のうち、たなびく音色が夜の気配を連れてきた。星くずを刻むドラムは低い弦音に寄り添い、ピアノから紡ぎだされる旋律が全体に月影を織り込んでいく。美しいコード進行と繊細な音の積み重ねで、気付くとすっかり夜の世界に引き込まれていた(M1)。前作『Starlight Reflection』から2年、ドイツのピアニスト、ウォルター・ラングがふたたび物語のページを開く。そこには楽しさや懐かしさ、温かさや切なさ……13の『Moonlight Echoes』が映し出されている。今回もサイドにはベースのトーマス・マックソンとドラムのセバスティアン・メルクが起用され、絶妙のバランスをもって背景を、時には前景を色付ける。確かな技量と音楽性を持ち合わせたピアノは、信じられないくらいのさり気なさで貴重な音を紡ぎだす。
コール・ポーター作の「Every Time We Say Goodbye」は、旋律と和声が溶け込むバラードナンバー。一音たりとも無駄がなく、コントロールされたサステインペダルの使い方も印象的だ。“長調なのに切なく聴こえる”という実際の歌詞の一節を体現した、月夜らしい風合いに仕上がっている。「Semana Santa」は一転して、スパニッシュスケールが胸躍るオリジナル曲。鍵盤から指を離すときは空気を切るように、歯切れよく瑞々しいダイナミクスがなんとも楽しい。力みがないのに迫力もあり、まさに情熱的な月夜を映し出した演奏だ。ウォルター・ラングは人の心に明かりを灯すピアニストだ。聴き手はこのアルバムの、このどこか懐かしい温かみをきっと大切にしたくなるだろう。(Text by 小島 万奈)

1. Sete Aneis
2. I Didn't Know What Time It Was
3. Every Time We Say Goodbye
4. Danca Da Fita
5. Alone Together
6. Before the Storm
7. What Makes the World Go 'Round
8. Well, I Thought So
9. Alberti
10. I've Got the World on a String
11. Semana Santa
12. Where or When
13. When the Day Is Gone

Walter Lang (piano)
Thomas Markusson (bass)
Sebastian Merk (drums)

2015年4月 録音

在庫有り
デジパック仕様CD
※このCDのみご購入ご希望の場合は、送料込み価格2,619円になります。

【澤野工房CD】CD WALTER LANG TRIO ウォルター・ラング・トリオ / MOONLIGHT ECHOES ムーンライト・エコーズ[AS 145]

販売価格: 2,520円(税込)
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