CATFISH RECORDS

★1934 年生まれ、78歳を迎えたヒューストン・パーソン、新作。今回も、うれしいことに、元気に、歌心たっぷりの演奏を聴かせてれます！

★言うまでもなく、パーソンと言えば、60年代にPrestigeから、R&Bテイストの作品で一世を風靡して以来、男気溢れるソウルフルなテナーが有名ですが、90年代終わり、本High Note Recordsと契約してからは、メローなテイストが加わって、さらに日本のファンには、なじみやすくなったと言えましょう。そして、この新作もその路線での粋なダンディズムがあります。

★1 曲目から、これぞジャズ！とも言うべき風格と、美しいフレージングに、思わず口元が緩むファンも多いのではないでしょうか？ミディアム・スウィングで歌うテナーは、テーマも、また、ソロのフレーズも、気持ちよすぎるほどに、歌心満点。スロー・バラードとミディアムをブレンドした10曲の演奏はどの曲もコクのある味わいがあります。

★バックはヴィーナス・レコードでの作品でも名前を知られるジョン・ディ・マルティノのトリオにヴィブラフォンを交えてのクインテット編成。レイ・ドラモンド、ルイス・ナッシュというリズム隊も鉄壁のものです。ワン・ホーンの浪漫溢れる演奏。やはり、ヒューストン・パーソンは外しません！(新譜案内より)

1. Someday You’ll Be Sorry(L. Armstrong)
2. All My Tomorrows (J. Van Heusen / S. Cahn)
3. Stolen Sweets (W. Davis / D. Thompson)
4. It’s All in the Game(C.G. Dawes / C. Sigman)
5. Nice ‘n’ Easy(A. Bergman / M. Bergman / L. Spence)
6. If It’s the Last Thing I Do (S. Cahn / S. Chaplin)
7. Ill Wind (H. Arlen / T. Koehler)
8. Let’s Fall in Love (H. Arlen / T. Koehler) (Bourne Co.)
9. Sweet Life (B. Hanighen / T. Dameron)
10. Bluesology (M. Jackson)

Houston Person(ts)
John di Martino(p)
Chuck Redd(vib)
Ray Drummond(b)
Lewis Nash(ds)

2013年7月3日 VAN GELDER STUDIO 録音

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