●カムバック以来、リーダー&サイドとも実に旺盛な快進撃を続ける、硬派モーダル・テナー&ソプラノの独創的逸材:エイゾー・ローレンス(1952年LA生まれ)の、今回は3管セクステット基本での一作。キュッと締まり(絞り)が利いていながら、どこかモコモコした丸みっぽさやスモーキー感も仄めく、何とも味わい豊かな逞しげテナー・トーンによる、真っ向勝負で潔くシンプルに沸騰・驀進してゆく風な、気合軒昂なエモーショナル・プレイ!が壮快に先陣の華を成しながら、全者一丸となったスケール満点の雄渾ロマネスク熱演が、凛々しくもおおらかに展開される感動編。ブラック・スピリチュアル・ジャズのこれぞ神髄!然たる、腰の据わったストレート・アグレッシヴな熱血モーダル・アクション敢闘が、ひたすら精悍・骨太にゴリゴリ繰り広げられてゆき、テーマ・アンサンブル等には適度にスタイリッシュな音響演出も見せるが、基本はセッション感覚の直球ソロ合戦に一同嬉々として興じる、といった趣の、超白熱した完全燃焼のインプロ・バトルが濃密に決め込まれて、理屈抜きでスカッと興奮させられる。ローレンスの、どことなくヤバげに切迫したような生々しさやアクの強さを湛えた、自由即興度も高い疾風怒濤の大立ち回りブロウ!!、が突出したインパクト(味の濃さ)で際立っている他、よりクール・スタイリッシュな品格美やマイルドな歌謡性を的確に揮いきったE・ヘンダーソンの、ドラマツルギーっぽい構成センスを感じさせるキビキビした立ち働きや、エッジを利かせてザックリとシャープに斬り込んでくるG・ヘイズの、微妙に冷涼でもあるクリアー吹奏、もそれぞれに鮮烈。
1. Mystic Journey
2. Summer Solstice
3. Quest
4. Walk Spirit, Talk Spirit
5. Say It Over Again
6. Adrees
7. Journey's End
8. Starting Point
Azar Lawrence(ts,ss)
Eddie Henderson(tp,flh)
Gerald Hayes(as)
Benito Gonzalez(p)
Essiet Essiet(b)
Rashied Ali(ds)
2009年4月1日ニュージャージー州Englewood CliffsのBennett Studios録音
レーベル:
Furthermore Recordings
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在庫切れ
デジパック仕様CD