試聴可デンマーク・シーンで多忙に活躍する個性派マルチ・サックス奏者:Benjamin Koppelの、本作は2bsフロントの5tet体制による一編。コペンハーゲン録音。曲はKoppelのオリジナル中心。歯切れよく弾み躍るようなダイナミックなスイング・ビートに乗って、パンチの利いた豪快な2bsのバトル・リレー(&アンサンブル・ワーク)がイキイキと楽しげに繰り広げられる、親しみやすい娯楽派筋の会心打内容である。リズム設計やアンサンブルの形状パターン他、アレンジ~構成面にも適宜な意匠性が揮われて、大筋的には変化に富んだドラマティックな流れが創成されながら、見せ場のポイントは、左右に分かれたbs2者+p者が三つ巴で張り合うソロ合戦の盛り上がり、に絞り込まれた、結構シンプル&ストレートなセッション的展開で大いに楽しませる、という、一貫して風抜けのいい開放的昂揚感とメロディアスな歌謡的情味の絶えないスカッとした旨口世界に仕上げられている。ブルースを基調とした山あり谷ありの小気味よい邁進コース(正攻法のバップ・スイング、リズミカルなジャイヴ~ロックンロール風、クールなインテリ筋風の耽美的バラード、等々バリエーションは豊富)の中で、P・アダムス系統の重厚で熱っぽいハード・ドライヴィング咆哮とテナーに接近した軽やかなスムース節を自在に使い分けるソウル風味濃いKoppel、並びに、爽涼味と流線美を際立たせたマリガン筋の柔和なリリカル・プレイに真価を発揮するLovdal、とが互角の存在感で清やかに拮抗(&協調)し、一方、締まりの利いた苦味ある硬質的モーダル・バピッシュ技からelpによるアグレッシヴなファンク・アクション攻勢まで、縦横無尽の機動的立ち回りで頻々と場面をさらうp者の追い上げ様も鮮烈に際立った、明朗で芯の通った温もりたっぷりの痛快テイスティー作品。
Soulbop,
Bumble Bebop,
Baritone Rock,
Stanglakrids,
Babop,
Tones 2
Barry
他全11曲収録
Benjamin Koppel(bs)Jesper Lovdal(bs)Jacob Anderskov(p,elp)Jonas Westergaard(b)Kresten Osgood(ds)
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